スイスフラン/円が、売り場に入っていました。ただし私は、長く持つ売り場ではないと読みました。9月9日の週足です。
決めたのは、週足に引いてある2本の線です。1本が入る向きを決め、もう1本がどこまで持つかを決めます。同じ売り場でも、この2本目の線の位置で持つ長さが変わります。
この記事では、その2本の仕事を分けて書きます。

20週線は、入る向きを決めます
週足の価格は、20週線の下にいました。私の目線は、これで売りに固定されます。20週線の下にいるあいだ、私は買いを探しません。
日足も同じ方向を向いていました。価格は20日線の下で、陰線が9本近く続いていました。4時間足では9月7日の月曜日に、3MAが18MAへ一度戻ってから再び離れる形が出ています。私が待っている形です。

週足の向きと日足の流れと4時間足の形。三つとも売りでした。ここまでで、入る向きに迷いはありません。
100週線は、どこまで持つかを決めます
もう1本の線は、100週線です。
9月9日の100週線は、まだ価格の下にありました。しかも上を向いていました。価格が20週線の下にいても、100週線がその下で上を向いているあいだは下げの途中に壁が一つ残っています。壁までの幅は、およそ3円でした。

100週線を価格が下に抜けて、線も下を向いてから週足は最も強い並びになります。
上から100週線、20週線、価格の順に並ぶ形です。そこまで行けば、私は長く持ちます。そこまで行っていない売り場では、100週線に届いたところで利益を守る態勢に入ります。
全部降りるのではなく、一部を降ろして、残りの損切りを直近の戻り高値の少し上まで下げます。
つまり100週線は、入るかどうかには関わりません。入ったあとに、どこまで持つかの目安を決めます。

「2本あるなら、両方揃うまで待てばいい」
ここで一つ、引っかかる人がいると思います。線が2本あるなら両方が売りを示すまで待てばいいのではないか、と。
私は待ちません。理由は100週線が、入る条件ではないからです。入る条件を増やすと、入る向きは同じなのに打席だけが減ります。
100週線が価格の上に来て下を向くのは、下げがかなり進んだあとです。そこまで待つと、最も強い並びになった時には下げの後半に入っています。取れる幅は残っていますが、最初の部分は過ぎています。
なので私は、線の仕事を分けています。20週線が売りなら入る。100週線がまだ下にあれば、そこを目安に利益を守る。両方揃っていれば、長く持つ。入る条件は1本目だけで、2本目は持ち方の目安です。
いま入る場面かどうかは、また別の話です
ここまで読むと、9月9日に売ればよかったように見えるかもしれません。そうではありません。9月7日の形は、すでに走り終えています。9月9日の日足は陰線が9本近く続いていて、価格は前に止まった安値のすぐ上にいました。
すぐ下に、止まりやすい場所がある位置です。一直線に走っている途中は、私の入る形ではありません。私が入るのは、次に4時間足の3MAが18MAへ戻ってまた離れる時です。
4時間足のこの形で見つけた時は、ふだんの1時間足から足がまるごと一段下がるので、注文は15分足で置きます。

向きは決まっている。持つ長さも決まっている。あとは形が来るのを待つだけです。2本の線が先に決めているので、待つあいだに私が考えることは残っていません。
2本の線に、2つの仕事
まとめ直します。
20週線は、入る向きを決めます。価格がその下なら売りだけで、上なら買いだけです。100週線は、どこまで持つかの目安を決めます。まだ価格の下にあればそこで利益を守り、価格の上に来て下を向いていれば長く持ちます。
勝てなかった頃の私は、持つ長さを線で決めていませんでした。含み益が出ると降りて、そのあと伸びていくのを見ていました。向きの線はあっても、持つ長さの線がなかったからです。
この2本を1本にまとめると、どちらかの仕事が抜けます。向きだけ見て持ち方を決めないと、壁の手前で利益を戻します。持ち方だけ見て向きを決めないと、壁を待つあいだに逆を向いた相場で入ります。
私は2本とも、週足に引いたまま動かしていません。
入っていい場所と長くいていい場所は、別でした。
次に読む
——足ごとの仕事の分け方。本記事はその週足の中を、さらに2本に分けた話。
——日足の20日線の側の話。向きを決める線は、日足にもう1本あります。
——日足の4本の線を、それぞれの仕事で分けた話。
週足に引いている2本の線の設定と、その見方は無料の一冊に載せています。


【ご確認ください】
本記事は私の経験と考え方の共有であり、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。
投資には元本を割り込む損失のリスクがあり、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。




