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先に結論から言います。
トレードの強さは机の上の画面の数とは何の関係もありません。
——これは6枚のモニターを並べていた頃の私が、
一番認めたくなかった事実です。

6枚の画面で、一番下手だった頃
トレーダーと言えば、こうですよね。
机にモニターが何枚も並んでいて、無数のチャートが光っている。
私もその姿に憧れました。
だから、モニターを6枚並べました。
配線は机の裏でぐちゃぐちゃに絡まり、
画面のどこかが、常に点滅している。
いかにも「できる人」の机が、完成しました。
——で、勝てるようになったか。いいえ。あの頃の私が、一番下手でした。

画面が多いほど私はあちこちに気を取られ、
小さな値動きに一日中振り回されていました。
夜になるとどっと疲れて、口座は減っている。
ある日、私はその全部を売り払いました。
がらんと広くなった机を見て、不思議と清々しかった。
売ったから勝てるようになったのではありません。
順序は、逆です。
自分のやり方が固まって、6枚がそもそも要らないと分かった。
だから、手放せたんです。
今の私の環境は、これだけです
今、私がトレードに使っているのはたったこれだけです。
- 小さなパソコン1台とモニター1枚(Mac・自宅)
- スマホ(外出先)
これで、十分でした。
理由は、私のやり方がシンプルだからです。
いちばん大きな流れ(週足がどちらへ向いているか)を確認して、
移動平均線が収束して拡散する一点を待つ。
押しが止まって跳ね返り、いちばん近い小さな山(ネックライン)が見えたら、その少し外側に罠を仕掛けてあとは待つ。
罠と呼んでいるのは、来たら自動で入るように先に置いておく逆指値の注文です。
——画面に張りつく必要が、そもそもない。
だから、機材も最小限でいいんです。
チャートの道具は、一つで足ります ― TradingView
相場を見るのはTradingViewというチャートツール、一つです。
自宅では1枚のモニターを6つに割って使っています。
月足・週足・日足・4時間足・1時間足・15分足の6つを、一度に並べています。
6つ並べていますが、全部を一度に読むわけではありません。
月足と週足は向きを確かめる時に見て、注文を置く場所は1時間足か15分足で探します。

移動平均線も、自分の見やすいように表示できます。
パソコンでもスマホでも同じチャートと線の設定が見られるので、
外出先でも流れだけ、さっと確認できます。
無料プランから始められるので、まずは触ってみるくらいで十分です。
画面を6つに割るのは有料プランの中でも上位の機能ですが、必要を感じてからで間に合います。
執行(注文)は、自宅PCで「MT5」
分析はTradingView、実際の発注は「MT5」という取引アプリで行っています。
ここで一つだけ、私の環境の事情を。
私はMacを使っているのですが、
MT5に入れて使いたい注文補助ツール(後で紹介するEasyOrder)が、Windows専用でした。
そこで「Parallels Desktop」というソフトで、
Mac の中に Windows を動かして、その中でMT5とEasyOrderを使っています。
——マニアックに聞こえるかもしれませんが、要は
「Macだけど、Windows専用のツールも使える」状態にしている。それだけです。

▶ 私が使っている仮想環境(Parallels Desktop)
(※Macで Windows専用ツールを動かしたい人だけに必要な、脇役の道具です)
損切り線を動かすだけで、賭ける枚数が決まる ― EasyOrder
もう一つ、私が手放せない道具があります。
MT5で使う「EasyOrder」という、注文を助けるツールです。
MT5に後から入れるインジケーターとして追加して使います。
私のルールは、1回のリスクをいつも口座の2%に固定すること。
ということは損切り幅が決まれば、賭ける枚数(ロット)は計算で一つに決まります。
このEasyOrderは、
MT5のチャート上で損切りの水平線を動かすだけで、その2%になる枚数を自動で計算してくれる。

——つまり私のルール(リスク一律2%)を、
そのまま、自動でやってくれる道具なんです。
「便利だから使っている」というより、
「私のやり方に、ぴったり合うから使っている」。
そういう道具です。
▶ 私が使っているロット計算ツール(EasyOrder)
(※自宅PCのMT5で発注する人向け。手計算でも代用できます)
※ この「いつも2%」を動かさない理由は『「自信があるから多め」が、口座を殺す』に書きました。
出先でスマホのMT5から注文する人は、EasyOrderが使えません。
その場合は「FXロット自動計算・トレンドナビ」というアプリで、同じ計算ができます。
口座の金額・リスクの%・損切り幅・決済通貨を入れると、枚数が出ます。
▶ ロット計算のアプリ(iPhone版/Android版)
(※ストアの表記では無料です。有料なのはトレンド通貨ペアの機能で、枚数を出すだけなら要りません)

まとめ ― 道具は、自由のためにある
私のトレード環境をもう一度、並べます。
- 分析:TradingView(自宅のモニター1枚を6分割・外ではスマホ)
- 執行:自宅PCのMT5(Mac+Parallelsで動かす)
- 補助:EasyOrder(リスク2%を自動計算)
派手な機材は、一つもありません。
6枚のモニターは、もうありません。
——道具は自分を強く見せるためのものではありません。
余計なものを削って迷いを減らし、
家族との時間を相場に明け渡さない。そのためにあります。
私にとっての道具は、そういう「自由」のためにあります。
もし、あなたの机にも使っていない画面が並んでいるなら。
一度、減らしてみてください。
たぶん、見える景色が変わります。
実際に減らしてみた結果は、メルマガに返信で送ってください。個別のお返事はしていません。でも、何を外して何が変わったか、全部読んでいます。

次に読む
——6枚のモニターを手放すまでの物語です。
——この最小の環境で回している、執行のやり方です。
机の上をお見せしたので、次は画面の中です。このTradingViewに表示している線の設定と、その画面で私が何を待っているのかは無料の一冊で公開しています。


【ご確認ください】
- 本記事は私の経験と環境を共有するものであり、特定の商品・金融商品の購入や売買を推奨・勧誘するものではありません。
- 紹介した道具は、私が実際に使っているものです。同じ環境が必要かは、人によって異なります。
- FX・投資には元本を割り込む損失のリスクがあります。最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。



